ケアンズから帰ってきたあと、写真や小さな思い出、何気ない瞬間をどこかに残しておきたいと思いました。普通の写真アルバムや旅行ブログにする代わりに、旅全体をインタラクティブなウェブサイトにしたら面白そうだと考えました。
目指したのは、ページを進むことで旅をもう一度たどっているように感じられることです。
そこで、旅行中の一日一日を物語の一部として構成し、写真を中心に作り始めました。そのあと、旅先での出来事に合わせて、地図、小さなアニメーション、環境音、野生動物との出会いなどを少しずつ加えていきました。
気に入っているのは、大きな視覚効果よりも、むしろ細かな部分です。小さな発見として現れる鳥、熱帯雨林や海の音、ルート上を動く飛行機、旅の途中で気づいたことを書き留めた短いメモ。そうしたものが、この日記をより自分らしいものにしてくれました。
このプロジェクトは、Webデザインを試す機会にもなりました。一般的な観光サイトではなく、旅行日記、スクラップブック、インタラクティブな物語の中間のような体験にしたかったのです。
個人制作だったので、新しいアイデアを思いつくたびに自由に変えられました。その自由さのおかげで、一般的なサイトの構成に合わせる必要なく、アニメーション、レスポンシブデザイン、写真、音、視覚的なストーリーテリングを楽しく試せました。
こうしてできたのが、旅をたどるインタラクティブな日記 Cairns ’26 です。
この自主制作のコンセプトプロジェクトを、ポートフォリオの「主な実績」に加えました。うまくいくか試してみたいという気持ちから生まれた、小さなアイデアや創作実験を表す作品です。